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スピード取り締まり

 先日、釣りに行くために中央環状線を走っていました。午前3時前・・・こんな時間ですから車も少なく、よく空いていました。
 制限速度は60㌔ですが、片側三車線であまり車は走っていないから、私はそのとき「80㌔ぐらいなら許容範囲かな」とのの感覚でした。
 100㍍ほど前に乗用車が一台、やはり80㌔ぐらいのスピードで、私はそれについてゆく感じでの走行だったのですが、ふと、気が付くと、バックミラーにもサイドミラーにも、しっかりとは写らないけれどちらちら写る車が一台・・・なにかおかしいな、と思いながら注意していると、ちらりと見えたのはパトカーでした。
 なんや、狙われているのか・・・少しアクセルを弛めて(そのときのスピードはほぼ70㌔ぐらいか)様子を見ていると、こちらの走り方で「気が付いた」ことを知られたのか、スルスルと前に出てきて真横で回転灯を屋根の上に出し、サイレンを鳴らして前の車に接近したのです。
 最初は私が狙われていたのでしょうが、約80㌔から70㌔ぐらいまでスピードを落としたものだから、前を走っていた車(80㌔ぐらいのスピードか)に狙いを切り替えてつかまえた・・・そんなところでしょうか。
 でも、私のミラーに写りにくい斜め後方からスルスルと横まで進んできたことは、スピードを上げたわけですが、それで前の車を計った・・・これって「追い込み」ではありませんか。卑怯なことをするなぁ、と思いました。
 捕まった前の車にこの事実を教えてやりたい・・・との衝動に駆られましたが、乗合船の乗船時間のこともあるし、思いとどまりましたが、パトカーでのスピード取り締まりは、あんな卑怯な“手”を使うのか・・・と思い知ったのです。
 それでも、真夜中の中央環状線で80㌔でも捕まるとは、私の認識不足でした。それからは気を付けて、80㌔を少し下回る程度を意識して、スピードメーターを見ながら走っています。
 でも、前に車が居るときには一応の「目安」になりますが、ずーっと前まで空いていると、つい、無意識のうちに80㌔をオーバーしていて、ふと気が付いてブレーキを踏むことがあります。真夜中の中央環状線でも80㌔はダメ・・・強く意識して走っているこのごろです。
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富田川のアユ釣り

 和歌山・富田川のアユは「8月頃からが良くなる」と地元の人に教えられました。
 その通り、今年も8月になると、数釣れ始めましたが、入りやすく小規模の川だけに人がよく入るポイントでは小型が多くなりましたね。大、小色々と遡上してきているから、大きいアユから釣れる・・・天然遡上河川の傾向ですか。
 道から近いポイントが多いし、歩きやすい川だから、つい、足が向きます。
 8月11日、お盆休みの始まりの日に釣行しました。釣り人も水遊びも入る川だからそれは覚悟の釣行です。
 午前7時前、滝尻の「あんちゃん」(電・090.8756.4384)でオトリを買い、シモの釣り場へ向かいます。ここのマスターの好みもあってか、ここから上流に釣り人が集中しているらしく、シモのポイントが「釣られていない」のか、先週に来たときも、釣れるアユはシモの方が良型が多かったのです。
 先週によく釣れた野越橋下流を見ると、絶好のチャラ瀬は減水でサラーッとした平坦な流れに変わり、もう「水たまり」です。もともと川底がフラットなところですから、流れがなければ小波も立ちません。アユも少ないのか、石が磨かれていない・・・もちろんアユは見えません。シモの、淵の尻は瀬肩になって流れも少しはあり、石がある箇所ではヨレもできているし、アユの姿も見えました。
富田川野越し橋シモ1ブログ用

 養殖オトリを入れてみると、元気に泳ぎ回ってくれますが、野アユは素知らぬ顔・・・相手ににしてくれません。
 いつもの「オトリ1尾主義」が、この時には心細くなりました。それでも養殖アユは「底力」がありますね。約1時間引き回してヘロヘロ゛でも、瀬肩のヨレの所に引き入れてスーッと引くと、背バリ効果もあって斜め横にスライドして向こうのヘチへ行ったので、そのままカミへ引き上げるとビューンッと目印がすっ飛びました。ヘチのギリギリにアユが着いていたのでした。18㌢。オトリ頃のアユです。
富田川20㌢ブログ用1

 「そうか、この渇水でもヘチでは釣れるのか・・・」。それからはヘチの超浅場を意識してオトリを走らせます。底掛かりしたらそのポイントは「終わり」ですから、三本イカリはハリ先が尾ビレスレスレにくるように調節して、石の頭が出ている超浅場でオトリの背中が出そうなところを走らせると、ギラリと光ると同時にバシャッと水しぶきが上がります。渇水になるほど、こんな超浅場にアユが出てくるのですね。
 子供の頃、徳島県吉野川の支流でアユの引っかけをしていましたが、8月になるとこんな超浅場が好ポイントでした。水中眼鏡を掛けていましたが、顔を水に入れられない・・・アゴが底に当たって眼鏡が水に入れられないから、アゴが入るようにその場所の川底を掘って引っかけたのを覚えています。8月にならないと掛けられない場所でしたが。
 それでもボツボツとしか掛からず、2時間ほどで10尾ぐらい・・・他の場所を見に行きます。シモは瀬切れをしている箇所もあるぐらいで、渇水でポイントがありません。広いところは浅い水たまり、狭いところは細長い急流の水路で友釣りのポイントが見あたりません。何カ所か見て回って釣りにならず、やむなく中流域の「水のある場所」まで帰ってきました。
 滝尻のカミの原の瀬橋下のチャラ瀬が空いていたし、上から覗くとアユの姿が見えたからここで釣ります。
 支度をして川に降りると、ほどよい水深のあるポイントは石の色が冴えません。それより、ヘチの極浅場の方が茶色に光っているのです。移動に時間が掛かったためにオトリはもうヨレヨレ。背バリをオトリの背中の手前側に打って水面を滑らせ、瀬肩のヘチへ滑らせてゆきました。
 オトリはもう、泳ぎませんが、こんな超浅場では滑らせるだけで掛かるはず・・・狙った場所で穂先でオトリを引き上げるとビューンッと目印が吹っ飛びました。狭い場所や極端に浅い場所は追いがきついのですね。そして掛かったら極端に痛がります。バシャッと飛んだり、ビューンッと突っ走ったり、どんな大物かと思うような引きをしたのに16㌢級の中型アユでしたが、ともかく「やれやれ・・・」でした。
 オトリが代わったらカミ飛ばしができます。チャラ瀬でも、流れの真ん中をカミへ飛ばすと、掛かってくるのは10~13㌢のオトリになりにくいサイズでしたが、対岸のヘチとか、ヘチの流れが少し膨らんだ「袋」へオトリを泳がせると15~20㌢の良型が揃いました。深いより浅い方が型がよい・・・こんな所を釣る人が少ないからですか。
 シモでの不調がウソのような釣れ方でした。それもほとんどヘチばかりで・・・。オトリが岸に当たりそうな場所でも、底掛かりして入っていって見ると、かなり岸から離れているのでした。「思ったより50㌢以上は離れている」のが、私の実感でしたから、安心してオトリを走らせらたのです。岸を見る目線の角度の違い、錯覚ですね。
 後半戦は橋のカミへ・・・。すこしは深みもあり、いかにも良さそうに見えるポイントでは全く釣れず、ここでもヘチのギリギリを泳がせると掛かりました。午前中に皆さんが釣られた後・・・追うアユは残っていないのでしょうね。
 そのカミに浅いチャラ瀬があり、底石が大きいから流れの中に石が頭を出して釣りにくそうでした。元気なオトリは13㌢ほどの小型しかありません。
原の瀬橋カミのチャラ瀬1ブログ用

 サカバリを打つには中ハリスが長すぎる・・オトリの胴体にグルグルと二重巻きしてサカバリを打ちます。もちろんハリ先は尾ビレスレスレ。目印を一個、水面に置いて、その抵抗でカミへ上がらせました。沖へは出てゆきませんから、私が水際から離れて、後方から操作します。ゆるゆるとした動きでイラチの私には辛抱がいりますね。
 「いけっ、もっといけ!」。弱いオトリだから操作もできず、ただ、目印を水面に置いたり離したりするだけで待ちました。やがて、水面に出ている石の横を通った時にギラリ、ビューッと閃光が走ったのです。「よしっ、やった!」と、ガッツポーズをしたいくらいでしたよ。目測20㌢。オトリと比べるとかなり大きいアユでした。
 元気なオトリに変わると、こんな浅場は走り回ってくれます。石にラインが擦れるのを用心して釣りましたが、次々と掛かって、午後4時までにここらで25尾も釣れ、合計36尾の釣果になりました。
富田川釣果ブログ用

 大きいアユは21㌢、小型のアユは13㌢。それでもオトリに使わないと友釣りが続けられないのです。そんな釣りには、私はメダルよりナイロン・・・と実感した一日でした。入川券は年券10800円(70歳以上は5400円。18歳以下は証明書があれば無料。女性は4320円。)。
富田川アユ大と小ブログ用1

 アユは多いようなので、これからが面白そうな富田川でした。

徳島・勝浦川のアユ釣り

 徳島・勝浦川は、徳島市から近くて良型のアユが釣れることから、徳島の釣り人には人気の河川です。
上流に正木ダムがあり、そのカミが「上勝(かみかつ)」と呼ばれる清流域で放流されたおいしいアユが釣れることで有名ですが、釣り人が多くて私には行きにくいほどの混雑釣り場です。以前に、知人の釣りクラブの例会で日曜日に釣行したことがありましたが、釣り人が多くて納竿の午後1時まで、朝に立った位置から5㍍も動けずに終わりました。一歩も動けないアユ釣り・・・イラチの私にはむいていない釣り場でした。
 正木ダムからシモは天然遡上もあり、今年はアユの遡上も多くて、各釣り場ともによく釣れているようですが、ここはコロガシもOKの竿釣り専用区と網もOKの釣り場があります。昨年、網もOKのポイントに入ったことがありましたが、いかにも良さそうな玉石底のトロ場で石も光っているのにピリッともせず、芦際のややこしいところでだけアユが釣れました。玉石がピカピカの瀬肩でオトリを泳がせてピリッともしないのはむなしいですね。
 竿釣り専用区はもちろん混み合いますが、それなりの場所でアユが掛かりますから、納得できます。
 今年は知り合いのMさんに同行して8月4日に出かけました。午前6時半、中流のオトリ店「とも鮎」(電・090.1002.4182)でオトリと入川券(日券2500円)を買って釣り場を教えてもらいました。ここはオトリ1尾400円。知らない川だから用心して2尾買いました。
 「広くて浅くて足場が良くて数釣れるところ・・・」と厚かましく言うと「うーん。難しい」と首をかしげられましたが、結局は車が水際まで行ける長柱(なごしお)へ行くことにしました。
 土曜日ですから、カミの瀬やトロ場に釣り人が居ますが、浅いチャラ瀬は空いていました。午前8時前・・・もうチャラ瀬でも釣れる時間ですね。気温27度、水温26.5度。かなりの渇水です。
勝浦川長柱の釣り場ブログ用

 手前が浅トロ、真ん中が浅チャラで、極端に浅いチャラ瀬の玉石は茶色の光っていました。
 竿はがま鮎ダンシングSP-MH9㍍。仕掛けは「天然遡上の小型のアユもいる」とのことなのでナイロン0.1号にしました。細糸はよく伸びるから、小型のオトリでもスルスルと泳いでくれるのです。ハリはがまかつ・刻(とき)6.5号三本イカリ。
 養殖オトリは18㌢級の標準サイズですから、ラインを少し張る感じで沖へ誘導するとスルスルと機嫌良く泳いでくれました。対岸際の駆け上がりの斜面を、目印を水面に置いてカミへ泳がせるとギラリ、シューッと白い光りが走りました。15㌢級。何とかオトリになるサイズです。
 よしよし、オトリが代わった・・・渇水の川ではオトリが泳いでくれないと難しい・・・ラインを弛め、目印を水面に置いてオトリに引っ張らせてカミへ泳がせます。
 ラインが張って、穂先が少し曲がるぐらいの抵抗が掛かるとオトリの泳ぎが刺激的になるのか、ギューンと穂先をひったくるように引きでボツボツと掛かりました。15~18㌢の、チャラ瀬にしてはマシな型のアユでした。
 今釣っているところからさらに奧に、少し流れがふくらみのある場所がありました。流れの筋から外れていますから、流勢もなく、普段は踏んで歩くような浅場ですが、小波もあり、玉石もあります。
 たまたま、元気の良いオトリがそこへ入っていったものですから、ラインを張ってやるとススーッと走ってギラリ、クネクネと白い光りがもつれています。サカバリが外れてシューッと閃光に変わりました。
 この時期は、そんな瀬脇の「袋」で掛かるのですね。
勝浦川のアユ23㌢ブログ用

 狭い「袋」ですから、数は出ませんが、1~2尾は「入れたらすぐ・・・」の掛かり方で釣れる場所です。もう、こんな袋で釣れる時期か・・・それからはそんな袋を探して釣り、順調に数が伸びました。
 ただ、ハリの位置調整が非常にシビアでした。同行のMさんに「袋がよく掛かるよ」とレクチャーして、釣ってもらったのですが、底掛かりの連発でポイントを潰してしまいました。
 ハリの位置を聞くと「尾ビレから1㌢ぐらい」と。こんな超浅場で泳がせるとしたら「1㌢は長すぎるからハリ先が尾ビレスレスレに」とアドバイスしました。
 流勢がないし、極端な浅場だからラインが張れないのでオトリが尾ビレを上げないし、走らないからハリが下がるのですね。ハリ先が尾ビレスレスレで、しかもラインを軽く張ってオトリをいつも動かせることでハリを底から離す・・・神経ビリビリの釣りになりますが、高水温の時でもアユが掛かる場所なのです。
 Mさんは、ハリの位置は調整したのですが、ラインの張り加減がうまく行かず、時々底掛かりさせて川へ入って行き、ポイントを潰していました。
 昼からはカミのトロ場のヘチの浅場をカミ飛ばしで狙って、アユが掛かったらバシャッと水しぶきが上がるような所で22㌢を越えるような良型も釣れ、3時過ぎまでに44尾(15~22.5㌢)の釣果。
 勝浦川釣果ブログ用

 周囲にはたくさんの釣り人がいましたが、浅場で泳がせ釣りをしている人は釣れていましたが、瀬や深トロで竿を立ててじっと待っている人たちはあまり掛かっていないようでした。
 渇水の時は浅場でカミ飛ばし・・・を実感した一日でしたが、ハリの位置であれだけ底掛かりが違うのか・・・私も色々とやってみて、わずか5㍉ほどのことで底に掛かったり、掛からなかったりして、その違いを確かめました。底に掛かれば、ハリ先が傷むし、ポイントを潰すし、面倒でも1尾釣れてオトリが代わるたびに微調整したのが良かったのか・・・。私にとっては価値ある44尾でした。

富田川のアユ釣り

 和歌山・富田川のアユ釣りがようやく本調子の気配。
 なぜかこの川は「7月下旬から」と地元の人に教わりましたが、確かに前評判が良かった今年でも初期にはあまりよい釣果が聞かれず、今頃になってから数釣れだしたようですね。それなら・・・と7月30,31日に連釣しました。
 30日午前6時過ぎ、滝尻のあんちゃんで入川券(10800円が高齢者割引で半額の5400円)を買い、オトリは年券購入のサービスで1尾を持ってすぐカミの戸土(とど)へ向かいました。
 道のすぐ下が釣り場ですが、ほれぼれするような石の色だったのです。よく見える場所だから毎日釣り人が絶えないポイントでしょうが、それでも釣りたくなるような石の色でした。
富田川戸土のブログ用2

 降り口前の瀬尻のたるみで養殖オトリを泳がせると、ヨレの下へ入ったオトリがシューッと逃げ出しました。追われたのでしょうね。今度はヨレの下へ強制連行(?)してラインを張って止めます。ゴトゴトと暴れてすぐにゴツン、ギラリと掛かりました。16㌢ほどの“オトリごろ”サイズです。
 私はいつも「オトリ1尾主義」です。まず、これで間に合いますし、残ったオトリは川へ放すと漁協に叱られるし、持ち帰っても食べたくないし、そんな鮎に500~600円を支払うのが「無駄なお金」と思うのです。ただ、ニゴイが多い川とか、知らない川では2尾購入しますが・・・。「あの人はオトリを1尾しか買わない。ケチや」と陰口も聞きますが、誰かに迷惑を掛けることでもないし、私の勝手でしょ。
 でも、1尾でいけると自信があっても、実際には1尾釣れると「やれやりれ・・・」とひと安心ですが。
 そのオトリを目の前の瀬尻の浅瀬に放しましたが、あちこち走り回ってもなかなか掛かりません。頭を出している石の間を走り回って、石の横を通ったときにギラリと、また1尾掛かりました。これも13㌢ほどの小型。ナイロン0.15号の仕掛けで、ようやくオトリに使えるレベルです。私の釣りでは、メタル仕掛けならまず、浮いてしまうでしょうね。
 ハナカンを通してサカバリを深い目に打ち、ハリの位置は尾ビレスレスレ(1㌢伸ばすと底掛かり多発でした)でラインを弛めて泳がせます。これで、広い範囲をあちこちと泳がせるとボツボツとは掛かりましたが、大きくても15㌢までの小型ばかりでした。シモへ釣り下がって少し水深のあるトロ場の対岸のヘチの石が茶色に光っていました。そこをねらってオトリを泳がせると、バシャッと水しぶきが上がって良型の鮎が掛かったのです。と言っても18㌢級。体高のある、きれいなアユでした。
 ボツボツとは掛かるのですが、小型ばかりで釣りが面白くない・・・やはり、釣り荒れしている場所は小型が多いのですね。20尾ほど釣れたところで昼前に見切り、カミの富源(ふげん)橋下へ移動しました。
 ここも有名ポイントですから、先客が3人。入る余地なしで、シモの浅いチャラ瀬で釣ります。9月なら、こんな場所も面白いのですが、7月末ではまだ早い・・・釣れても小型ばかりでオトリに苦労します。半分ほどリリースし、6尾ほどキープしたところで切り上げてシモへ走りました。小型ばかりで釣りが面白くないし、他の川へ行こうかな・・・とも思ったのですが、野越(のごし)橋から下を覗くと、広い浅トロにキラリキラリと腹を返すアユが見えたのです。小型もいるけれど良型もたくさん・・・ムラムラと釣り心をそそられる光景でした。早速、「ここで釣ろ!」と竿を出しました。
富田川野越し橋シモ1ブログ用

 折から風が強くなってきたので竿を9㍍から8.1㍍に変更します。この風では、竿を持っているのが大変だし、水面が波立つから近くででも釣れる、と思ったのです。
 16㌢ほどのオトリに掛けバリをセットして送り出します。目印は4このうち、3個を水面に置いて、その抵抗で走らせると、風に逆らってスルスルと目印が進んでゆきました。
 やがて、波立つ水面下で鈍い銀色の光りが見えて、目印が走りました。掛かったのです。強風に煽られて細かいことは分かりませんが、アユが釣れた・・・釣りの面白さは半減ですが、ともかくこれで、友釣りが続けられます。
 でも、取り込みが大変。竿を立てて風が収まるのを待ちました。少し風が止むと、すかさず竿を突き上げて引き抜くのですが、これは焦りますね。掛かったアユは、これまでより良型の18㌢級。胸に大きな金箔を張り付けたような金ピカのアユでした。
 膝下までの浅トロですから、風のないベタナギの川だとアユが散って後が続かないでしょうが、釣りにくくても風が助けてくれました。次々と掛かって、オトリが代わるからよく走り、それでまた掛かる・・・。夕方になるほど追いが良くなり、5時過ぎまで釣って、ここで28尾も釣れ、この日の合計釣果は56尾になりました。そして、釣れたアユの型が良かった・・・風と「格闘」した価値がある3時間でした。
富田川30日釣果1ブログ用

 翌31日は、その下流の釣り場を探しに行きました。少し下流の橋のカミに、やはり「浅トロ」があって底石がピカピカに磨かれていたのでそこで釣ります。カミ、シモに大きな淵があり、短いポイントですが、アユの補給源に近いから釣れるだろう、と確信できました。この日も朝から風がありましたから8.1㍍の竿を出します。仕掛けはナイロン0.1号・・・前日のアユは小型が多かったし、13㌢級をオトリにすると、0.15号ではツンツンとして小さいオトリが扱いにくかったから0.1号にしたのです。糸の太さより、伸びの問題で、糸がよく伸びることは小さいオトリに優しいし、よく泳いでくれるのです。
富田川ブログ用

 ハリはがまかつ・刻6.5号四本イカリをセットしました。四本イカリは泳がせ釣りでは底掛かりが課題ですが、風があるときには目印を水面に置いて後ろへ引く抵抗をかけるからハリが浮く・・・掛かりの早さは昨日確認してあります。三本イカリでは水中でギラリとしても掛からないことが何度かありましたから、ハリが軽いのか、目印を引っ張らせる釣りでは四本イカリがよい・・・と信じています。
 ここでは、最初から入れ掛かりになりました。目印が水面をスルスルーッと滑って出て行き、川の中程の石の所で目印を上げて泳ぎに変化を付けると、すぐにギラリ、シューッと閃光が走りました。
 風があると、それからが大変です。竿がまっすぐ立つまでタメてタメて・・・風と格闘しながら止むまで辛抱します。竿を立てて弾力を効かせないと抜けない・・・今日はナイロン0.1号ですから用心します。
 ようやく、少し風が弱くなったときに引き抜いてキャッチ。20㌢級の良型アユでした。最初は手前の石から、と思っていたのですが、元気なオトリになるとビューッと沖へ走ってしまって左岸の岸際の石でギラギラーッと掛かりました。全面の石で、全面で掛かります。四本イカリだから底掛かりを心配しましたが、勢いよく走るから底に掛かりにくいし、オトリが止まらないから底掛かりなし。次々と良型アユが掛かりました。シモの淵の近くでは、ドカーンッと強い衝撃があり、淵の底へ底へと締め込まれました。ようやく浮かせましたが、とても抜ける型ではないし、引き寄せて掬い取りです。大きい・・・ポケットのメジャーを出して計ると、22.5㌢もありました。富田川にもこんな型のアユもいるのか・・・これをオトリにして、次もまたこれが掛かったら困る・・・これはオトリに使わず、そのまま曳き船へ入れました。大きすぎるオトリは使いにくいのです。
22㌢アユブログ用

 狭い釣り場でしたが、シモに釣り人が入ったから、ここだけで午後2時過ぎまで遊んで、「もう、堪忍したるか・・・」です。数を読んでみると46尾(14~22.5㌢)ありましたが、型揃いだったから、前日よりはボリュウムがありました。
富田川31日釣果1ブログ用

 富田川のアユ釣りはこれで終了ですが、ポイントにボリュウムがない川だから、竿を出してみて小型ばかりならすぐポイントを移動するべし・・・これから10月一杯まで釣りができる川ですが、釣れないときに場所に惚れて「そんなはずない・・・」と粘るとドツボに嵌るようですね。さっさと見切って次へ移動・・・それを悟った二日間の釣りでした。
 ちなみに、前日に釣って活かしてあったアユは家で焼いて食べると、当日に釣ったアユと比べて格段においしかったのです。フンが排出されているから内臓がおいしいし、焼いてからエラを取り除いて食べると雑味もなく、本当においしいアユでした。「一日飼ってから食べるとアユはおいしくなる」とは聞いていましたが、本当に味が変わりましたよ。家に水槽があれば、アユを活かして帰って一日飼ってから食べるのに・・・料亭が大きい水槽で鮎を飼っているのはそのためだったのか・・・。

貴志川のアユ釣り

  和歌山県貴志川は高野山麓花坂から紀ノ川へ流れる中規模の里川です。
 有田川花園へ行くときに渡る川ですが、アユ釣り場としての認識はありませんでしたが、和歌山内水面委員会に釣果報告を出していたら、抽選でこの川の年券が当たり、釣りに行くことになったのです。
 7月25日、8.1㍍の竿を持って釣りに行きました。中流域はそこそこの規模があり、各所にアユの姿も見えます。この付近は川と道路とが近く、上からよく見えます。底石が茶色に磨かれていて、腹を返すアユの姿が見えるとわくわくしますね。また、見えるアユが大きいのです。20~23㌢はありそうな、ちょっと川の規模には不釣り合いなサイズのアユが、ギラリギラリと腹を返していると、ムラムラとそそられるのでした。
 まず、中流域の今西から川へ降りました。坂本工務店でオトリ買い、前の駐車場に車を置かせてもらってすぐ川へ・・・ラクチンでよろしいね。
貴志川12ブログ用

 竿はがま鮎ファインスペシャル・引抜早瀬8.1㍍。仕掛けはナイロン0.15号です。渇水で泳がせ釣りとなるでしょうからメタルよりナイロンでしょう。ハリはセツナ6.5号三本イカリ。
 降り口の前がザラ瀬になっていました。オトリを放すとシモへシモへと走ります。ムリに止めて鼻を引くと、養殖オトリはすぐ弱りますから、ある程度好きにさせて、自分が付いてゆきます。
 やがて、水中でシューッと白い閃光が走りました。沖へ、シモへと走る力はハンパではありません。少し付いて下って、竿をタメてようやく水面に浮かせて抜きます。抜く途中で失速して二段抜きになりましたが、タモに入るとドスッと重さを感じるほどのアユでした。目測22㌢。ころりと肥えて、アゴから胸にかけてピカピカの金箔を張り付けたような見事なアユでした。尾ビレの先端が5㍉幅で金の縁取りをしたように光っています。
きれいなアユブログ用1

 こんなアユが居るのか・・・しばらく、タモの中を見つめ続けたほどきれいなアユでしたよ。これをオトリにして、これ以上のアユが掛かったら困る・・・本当は、ナイロン0.15号(接続は編み付け)ですから24㌢でも大丈夫のはずですが、そんな不安を感じるような重さだったのです。
 それをオトリにすると、サラ瀬を自由自在に走り回ってくれましたが、その割には掛かりません。石の色はよいのに・・・オトリ店の前で降りやすい所だからいつも釣られている・・・でしょうね。分流になっているところからオトリはそこへ割り込んでゆきました。その突き当たりまで行ってズドーンッ。目印が勢いよく本流へ帰ってきました。同型のアユが掛かっています。
 頭上に枝が張りだしているから引き抜きが難しく、竿を立てて手前に寄ってきたオトリだけをタモですくい取って持ち上げました。その下に掛かりアユがぶら下がっています。それをフライパンを返すように振ってタモの中に振り込みました。「フライパン返し」です。水中で走る二尾のアユをタモで同時に掬うのはなかなか難しいのですが、オトリだけなら比較的簡単に掬えます。そして、ゆっくりと持ち上げて振り込むと、私のこの動作の成功率はほぼ100㌫です。まだ失敗したことがありません。ムリに、二尾を掬うことの方がハリに網が掛かったりして失敗がありました。
貴志川アユ良型ブログ用2

 タモに入った20㌢オーバーのアユは二尾揃うと見事な貫禄ですね。この流れでこんなアユが釣れるのか・・・ちょっと感動しましたが、それが続かないのが困りました。あちらで1尾、こちらで1尾・・・ややこしいヨレの中とか、頭上に枝が張りだしたポイントとか、自由に泳がせたいけれど、引きまわすこともあり、オトリが弱ります。何しろ気温35度、水温27度ですから・・・。
 あまりの暑さに集中力が持続できません。帽子を川に浸けてから頭に乗せて脳の冷却をやりました。首筋から水が流れますが、これもまた良し・・です。
 11時過ぎまでに13尾釣れて、ひととおりのポイントはチェック済み。「この調子で釣れたらあと15尾は釣れるだろうから約30尾は」と思ったのですが・・・。甘い甘い。
 それからが大変でした。道路から見て、良さそうに見える場所は降り口がないし、降りやすそうな所には人影があるし・・・・。川が細いから、他の人との共存が難しいから大変なのです。
 知り合いに教えてもらったカミの堰堤下は、上から見ると石が茶色に光って見えたのですが、降りてみると、石は泥かぶりで、しかもアオサが生えていました。一時間ほどやってみましたが、反応なし。石の色は正直ですね。
 降りやすい場所には川遊びの人がいて、そのカミ、シモへ逃げて釣りましたが、ほとんど釣れず、三カ所回って5尾釣れただけで合計釣果は18尾。
釣果11ブログ用

 18尾釣れたらええやんか・・・とも思いますが、最初、順調に13尾も釣れて「今日はいける!」と期待しただけに、その後の不調が心にズシリと応えました。
 午後3時過ぎにギブアップして、帰りに花園へ行く道に掛かる柳生橋から川を見ると、カミの浅いチャラ瀬に良型のアユが黒々と群れてハミ回っていました。みんな20㌢以上はありそうなアユです。
 「あんなアユが釣りたかったなぁ・・・」と、恨めしくもあり、情けなくもあり、悔しくもあり・・・。オトリを持っていたらすぐにでも走って行くでしょうが、この悔しさはおそらく心にズシリと残るでしょうね。いつか、水況の良いときにこの川に来て、入れ掛かりをさせなければ癒えない傷になりました。その日はいつか・・・。
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