長瀬太郎生川のアユ釣り

  アマゴ釣りをきっぱりと振り切って、いよいよアユ釣りを始めます。本当は北陸方面の九頭竜川支流、石川県の大聖寺川などが最盛期なのですが、今までは苦にならなかった北陸方面への長時間運転が少しおっくうになってきた・・・もう、年ですか・・・。
 6月14日は長瀬太郎生川へアユ釣りに行きました。ここは毎年、良質の湖産アユを放流しているのですが、「冷水病なんか、見たことない」と皆さんが言うくらいなのです。同じ湖産アユでもいろいろあるのですね。
 今年は稚魚の放流量が少し少ないらしいのですが、それがどんな結果を生むか・・・とりあえず解禁日は良く釣れたらしいのですが・・・。数が少ないからか、良型アユが多いそうで「20㌢級はザラ、21㌢以上も釣れた」とか。
 私的には、この川では良型よりは数を期待したいのですが・・・。オトリ店情報では、寄せられる釣果は、例年よりは少ないようで、これまでは40尾、50尾は珍しいことではなかったのですが、今年は30尾釣る人が少ない感じ・・・。やはり、放流数の減少の影響でしょうか。それでも釣り人が減らないのが不思議です。
 午前5時過ぎ、あたらしオトリ店に到着。もちろん「一番乗り」です。人の多い川ですから、他の人より先にポイントへ入っておきたい・・・割り込むよりは割り込まれる方が、気分的に楽だからです。
 横矢橋の上から川を見ると、川が黒く見えます。石が磨かれていない感じがしました。この川はァガガ古くなると黒く見えるのですが、それにしても黒すぎる・・・アユが付いていないのかな。
 私はいつも「オトリ1尾主義」ですが、あの石の色を見て不安になり、オトリを2尾買いました。
 午前6時過ぎ、お勧めの板橋に到着。まだ、釣り人はいません。板橋のカミの瀬の前で竿を伸ばします。ここも、川の色が黒く見えます。ハミあとが見えないし、ちょっと不安です。
 水温は15.2度。寒いけれど、水の中はもっと寒いようですね。
長瀬太郎生川板橋下流ブログ用

 まだ早すぎる・・・分かっていますけれど、ただ、ボーッと立って待つのもアホみたいだし、とりあえず、流れにオトリを入れてみることにしました。
 手前のヨレ、瀬の中の石裏、瀬肩のヨレ、など色々なところへオトリを泳がせましたが、もちろん無反応でした。湖産アユだから、アユがおれば、オトリが横でしっぽを振ったら無視できんやろ・・・都合の良い理屈を考えながら7時過ぎまで頑張りましたが・・・。
 7時半過ぎ、ようやく太陽が山陰から顔を出して川に陽光が差し始めた頃に、竿がクーッとシモへ引かれました。釣れへんのに・・・とダレていましたから、何が起きたのか理解するのにタイムラグがありましたが、すぐには抜けないほど重いのです。
 少し下がってしっかりと竿を立て、タイミングを計って引き抜くと、20㌢近いアユが掛かっていました。よく肥えた、ピカピカのアユでしたが、追い星(これは、エンゲージカラーではないから、そう呼ぶのは間違いらしいのですが)はスッと細く、一筋だけ・・・まだ、低活性なのですね。追い星は細くてもオトリにはなりますから・・・。
21㌢。追い星一筋ブログ用

 それをオトリにすると、スルスルと走って、それをセーブすると、その瞬間に目印がヒュンッと動きました。これも良型のようでした。竿を立てて、掛かりアユが水面に出ても、もう一度「よいしょっ」と大きく煽らないとアユが飛んでこないのです。
 ええ感じや・・・水温をもう一度測ってみると16.5度。少し上がっていました。先ほどはピクリともしなかったヨレも、オトリがしっぽを振りながらスルスルと通ると目印がふらふらと動きます。追われているのかな。そのまま待っていると、やがてドンッと答えが返ってきました。
 最初は「泳がせるだけ・・・」と思って、底掛かりがイヤだから三本イカリだったのですが、これだけ待たなければいけいなのなら四本イカリの方がよいかも・・・とセツナ6.5号の四本イカリに取り替えてみました。大内山川で実績のあったハリです。
 ところが、ヨレの中で釣ると一発で底掛かり。瀬でないから、糸を張るのが難しく、ハリが下がる(私の扱いがヘタなだけかも・・・)のですね。二度、底掛かり連発で、「やっぱり三本イカリや」と元に戻しました。湖産アユだから追う気配があれば、待っていたら掛かるのです。底掛かりよりは待つ方がええ・・・割り切ります。
 それからもボツボツと掛かって10尾ほど釣れましたか、次第に人が増えて、ちょっと場所を変えようと思ってもポイントがない・・・平日なのにこの人出は何事や・・・。休日の釣りが思いやられます。
 身動きができない窮屈さに嫌気がさして場所移動します。ところが、思い当たる好ポイントはどこともに人が一杯・・・駐車の余地も入る余地もないのです。たまたま、空いているところに入っても、「アユも空いている」。釣れません。三カ所、ウロウロして3尾釣れただけで午後3時過ぎになりました。
 もう、釣り場も空いたかな、と昼前には満員だったカミの片が瀬を見に行くと、車が二台は入れるスペースがあったのでここで釣ることにしました。
長瀬太郎生川片が瀬2ブログ用

 少しカミの竹藪の下の瀬には二人。長い瀬なので空いている場所に入れてもらって竿を出しましたが、もちろん釣れません。何しろ、朝から攻められた場所ですから、追うアユは釣られたあと・・・じっと我慢です。
 午後4時半過ぎ、太陽が山の端に隠れて、二人いた釣り人も帰り、静かになりました。と、目印がシュッと走り、津竿がシモへ引かれます。掛かったのか・・・朝から、あまりにも釣れない状態が続きましたから、アユが掛かっても、気持ちも体もすぐには対応できません。穂先がグイグイとシモへ引っ張られてようやく「その気」になれました。
 竿を立てて対応し、掛かりアユが水面に出たところで抜き上げると、大きい。こちらがヒザまで立ち込んでいるから、アユが大きすぎてすぐ引き抜けないのです。取り込んでみると、21㌢はありそうな、幅広のアユで、胸まで真っ黄色・・・やる気満々のアユでしたよ。
 これをオトリにしてすぐ前の瀬に離すと、目印を引っ張ってスルスルーッと泳いで行き、瀬の中を横切るときにドンッと掛かり、そのまま向こうへ瀬を突っ切ります。これも21㌢級です。仕掛けを太めのナイロン0.15号にしておいて良かった・・・最初に、使い慣れた0.1号にしようかな、と迷ったのですが、もう、足下もおぼつかないから掛かりアユについて下るのも遅く、竿を伸されたら困る、と太い目を選んだのですが、それで良かった・・・。
 掛かりアユもオトリも20㌢オーバーだから、タモに受けると「ドスッ」と重量感がありました。
 良型アユダブル1ブログ用

 人がいなくなったし、夕方の斜光が川面に入り、アユの活性が変わったのだと思いますが、それからあちら、こちらで掛かりました。中には16㌢ほどのやや細い、白っぽいアユも掛かりましたから、ダムからの遡上アユでしょうか。
 太陽が山の陰に入り、少し暗く感じるくらいの「夕方」になったし、ひととおり釣れて追いが鈍くなったので「もう、ええか」と竿を置きました。ここで8尾釣れて、朝からの欲求不満もすっきり消えたし、気分良く竿を置くことができました。
型揃いのアユブログ用

 朝からの、あの釣れない状態のまま納竿すると、ムラムラと不満が胸に残ったまま帰途につくことになったでしょうが、この時は、晴れ晴れとして気分良く帰りの運転ができました。ああ、良かった・・・の感じでした。
 この日に学んだことは、黒い石は掛からない。この川は、少しアカが古くなると石が黒くなりますが、その中に赤か茶色、黄色など明るい色の石が混じっていたらその近くで釣れることが分かりました。これからの釣りに、意識して竿を出したいことでした。
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最後のアマゴ釣り

 もう6月です。あちこちでアユ釣りが解禁になっているのに、我が家ではまだ玄関先のオトリ缶にはピンピンが生きていました。先日の使い残しのエサをオトリ缶に入れて、熱帯魚用のブクブクを掛けて活かしてあったものです。
 毎日、20~30匹は羽が生えて飛んでゆくから、もう30匹ぐらいしか残っていなかったのですが、捨てるわけにもゆかず・・・。
 6月8日、天気予報では曇りのち雨、となっていたから「どこかの川で成仏させてやろう」とアマゴ釣りに行くことにしました。
 どこへ行くか・・・どこともに渇水で条件は悪いのですが、ピンピンの残り(約)30匹では1日分には足りないし・・・川虫が自給できるところ、ということで奈良・天の川へ行くことにしました。ここなら、洞川(山上川)に入ればたくさんヒラタが採れます。水質が富栄養だからか、洞川温泉下流では瀬脇の小石をめくると、一つの石に1~2匹は付いているから、釣りながらエサを補給できるのです。
 もちろん、「もしも・・・」のこともあり得ますから、予備にイクラとブドウムシも持ってゆきますが・・・。
 午前6時過ぎ、洞川の二個目の橋の所から川へ降ります。
朝の洞川1ブログ用

 落ち込みの開きにちらちらとサカナが見えました。開きにいる、ということは食い気があるのかも・・・とピンピンのエサで仕掛けを入れると、そのサカナがスッと動いて目印が微かに反応しました。すぐ、合わせるとキラッとしてハリ外れ・・・こちらかに見える、ということは向こうからも見えているのですね。警戒しているから口に先でくわえるだけ・・・食いが浅かったのでしょう。
 それほどの手応えではなかったから、まだ食うかも・・・甘い期待(?)を持って、もう一度仕掛け投入です。まだ見えていたサカナがまたスッと動きました。今度は少し待ってから、遅合わせ・・・ギラリと掛かりました。
 やった!。作戦が成功したときはうれしいですね。そこそこに走られて、ようやく抜き上げ、タモで受けたのは20㌢級のイワナでした。
イワナ2ブログ用

 なぜか。この川にはイワナが居るのです漁協は稚魚放流はしていない、そうですが、むかし、誰かが放流したのか、洞川にも川迫川にもイワナが居ます。在来種のイワナ・キリクチが昔は居たそうですが、もう絶滅したのか見かけられないようですが、密放流(?)のイワナはかなりはびこっています。
 イワナはエサに対する執着心が強いから、ハリ掛かりして外れても、また食ってきますね。それのおかげで1尾ゲット。これは骨酒にしてやりましょう。
 それからは、しばらくアタリなし。釣り人の多い激戦区だからか、時々はクリスタルな流れの中に魚影が見えましたが、ピンピンにもヒラタにも、もちろんイクラに反応しません。
 午前10時過ぎに、岩陰の反転流で21㌢ほどの良型アマゴか釣れたきりで、昼前になりました。もう、見切りを付けるべき、と思って、転進のためにヒラタを少し多い目に採って川迫川へ走りました。
 そのころからボツボツと雨が降りだして、釣りの条件は良くなったはずですが・・・。
 川迫川は開けた明るいい花崗岩の川で、川幅も広く、渓相がすばらしい川ですが、釣り人が多くて釣りにくい川でもあります。
新緑の川迫川ブログ用1

 しかし、雨の予報だからか、釣り人は見かけず、楽に釣れます。中間の降りやすい所から川に入り、釣り上がってゆくと、浅いザラ瀬で目印がスッと走りました。水深が約30㌢ほどのザラ瀬ですが、水勢がないからオモリをG5と軽くしてフワフワの流していたらアタリがでたのです。掛け合わせると同時にギラリと光り、ビューッと白い閃光が浅瀬を突っ走る、この感触がよろしいね。
 サカナが走る、その勢いを利用してその方向に抜き上げ、空中で方向転換させてタモでキャッチ。16㌢ほどの小型アマゴでしたが、真っ白の魚体に朱点がキラリと光る、きれいなアマゴでした。川底が白い川のアマゴは真っ白の絹肌で、本当にきれいな魚体ですね。脂ビレの先端と尾ビレの上端のオレンジ色が鮮やかな、気品のある姿でした。
天川のアマゴ1ブログ用

 ここも釣り荒れか、まともなポイントではアタリが無く、小さな巻き返しの中とか、瀬脇の小さいヨレとか、極端に浅いザラ瀬などの“裏口”でしかアタリがなかったのです。
きれいなアマゴ)1ブログ用

 午後3時過ぎまで釣ってアマゴ7尾、イワナ3尾。午前中に釣れた分をくわえて合計12尾の釣果で、ピンピンの「成仏式」は終了としました。持っていったピンピンやイクラ、ブドウムシなどは全部川に流して竿を置き、洞川温泉(入川券を提示すると200円割引きしてくれる)に入って、「これで心おきなくアユ釣りに行ける」と、何となくほっとして(なぜか、ちょっと寂しく)帰途につきました。

日ノ岬沖のイサギ釣り

 ムキわらイサギと言います。
 「麦わらが出る6月初旬ごろに旬迎える」と言うことだそうですが、本当ですかね。釣れたイサギの肌色が麦わら色、とかも言いますが、もう、私たちの周囲では麦そのものをあまり見かけなくなりましたから、「麦わら」と言われてもぴんと来なくなりました。
 その旬のイサギが日ノ岬沖のトフで数釣れだしたと聞いて6月1日に出かけました。
 6月1日・・・アユ釣りの解禁日ですが、このごろは川によっていろいろで、以前のように6月1日が特別な日で無くなりましたし、私はまだアマゴ釣り・・・それに、冷水病の“適水温期”で、各川ともに大変なようですから、今、急いで釣りに行きたい川は少ないのです。
 で、とりあえず日ノ岬沖へ・・・釣り場に近い比井港から出船の岬丸(電・0738.64.2975)に乗りました。
 午前3時集合、受付をすませ、料金(11000円)を支払い、氷をクーラーに入れて船に乗ります。ここは荷台をたくさん用意してくれていますから、楽ですね。
 午前4時前に出船。夜明け前にポイントのトフにつきました。北風が強く、少し波があります。私の釣り座は右舷トモ。潮が前へ流れたら他の人の仕掛けを気にしなくて良いから楽だと思ったのですが・・・。
岬丸の僚船ブログ用

 明るくなって釣り始めると、仕掛けは船の下に入る流れ・・・これではミヨシのひとのマキエ係りになります。
 船長から「40㍍あたりで釣って」と指示があり、100号の鉄仮面にアミエビを半分ぐらい詰めて仕掛けを降ろします。42㍍でとめ、絡み防止のために2㍍を急速巻きしてから大きくしゃくってマキエを振り出し、手巻きでゆっくり巻き上げると、すぐにゴゴンッ、グイーッと穂先が水面に突き刺さるような、イサギ独特の鮮烈なアタリが出ました。
 口切れを考慮して電動リールのレベル10でゆっくり巻き上げると、やがて水面下にうす茶色の魚体が三つ・・・ゆっくり巻きのおかげで追い食いしたのですね。次も、その次も、仕掛けを入れたらすぐアタリが出る入れ食いが続きます。
 船長は「緩いのぼり潮」といいますが、良い潮らしく、船中のあちこちで竿が立つ「イサギラッシュ」で、しかも皆さんがダブル、トリプル・・・。釣れるイサギは30~35㌢のまずまずの型でころころに肥えています。抱卵してるいのか、いかにもおいしそう・・・。
良型イサギを手にブログ用

 私は自作の四本バリ仕掛けでしたから、トリプルで釣れることが多かったのですが、エサ付けや仕掛けの投入時の糸捌きに少し面倒があります。これでは効率が悪い、と判断して三本バリ仕掛けに替えました。ハリ一本、全長で70㌢短縮ですが、かなり違いますね。
 しばらく入れ食いを堪能したらやがてアタリが遠くなりました。タナを変えたり、誘い方を変えたり、いろいろとやってみたのですが、潮の流れが変わったのか、ともかくアタリが無くなったのです。
 何度か碇を上げて船を掛け替えてくれましたが、やはり沈黙の時間が続きました。
 タナを少し下げて45㍍付近を釣ると、時々アタリが出て型の良いイサギが釣れました。ひときわ大きい、と思って持参のメジャーを当ててみると37㌢・・・なかなか40㌢オーバーの(ジャンボ)は釣れませんね。イサギとタチウオは大きいほどおいしい、と言いますから、是非とも40㌢オーバーを釣りたいのですが。
35㌢のイサブログ用ギ

  30㌢級のイサギだから、と、気楽に抜き上げていると水面でポロリ・・・唇が切れるのです。もったいない・・・。水中でのハリハズレはそうでもないのですが、姿を見てからのポロリは「もったいない」との思いが大きいですね。
 いつも、マイタモを持参しているので、それからはタモで掬うことにすると、何度かに一度はタモの中でハリが外れていることがありました。つまり、抜き上げていたらポロリ・・・となったサカナです。その度に「掬ってよかった」と実感しましたよ。この船にはそれ用のタモも何個か備えられているのですが、柄が短いし、自分一人で独占して手元に置いておくのも気が引けるし、やはり「マイタモ」がよろしいね・・・。
 釣れないと、どうしてもタナを深く釣ります。45㍍付近で釣っていると、たまに釣れるイサギが小型(25㌢級)が釣れたりしますが、突然ドンドンッと強烈な引きが来ました。ドラグがビュービューと滑ります。横に来ていた船長が「それはブリやな」と言いましたが、しばらくしてプッツリ・・・ハリス3号で太刀打ちできる引きではないサカナでした。
 何度かの“襲撃”にあって意気消沈し、ハリス5号の仕掛けに替えたら、今度は少し持ちこたえましたが、やはりフワリと軽くなって、仕掛けを上げると30㌢ほどのイサギが全身ボロボロになって上がってきました。こんなイサギを呑みこむのか・・・今度は「それ用の呑ませ釣り仕掛けを持ってくるぞ」、と決意したものです。
 さて、この日は12時までの釣りで、私の釣果はイサギ44尾(25~37㌢)とマサバ(45㌢級)3尾でした。
私の釣果ブログ用

 仕掛けを上げる途中で食いついてきた「おまけ」のサバでしたが、帰ってキズシにしたら非常においしかった・・サバが釣れているときに、これ専門に狙って釣るべきだった、と反省したものでした。
 イサギは、料理して見るとまだ抱卵半ば・・・白子も真子も半分ぐらいの大きさでした。あと一週間か・・・是非、もう一度は行きたいと思っています。そして、あのイサギの白子をポン酢で食べたい・・・。

イワナの骨酒

 一昨日、舟の川で釣れたイワナを骨酒にしました。
イワナ25.4.3天の川ブログ用

 骨酒・・・フグのヒレ酒とか、マダイの骨酒なども同じでしょうが、こんがり焼いたサカナ(骨、ヒレなども)をお酒に浸してダシてを出してその酒をいただく・・・つまりは「ダシ酒」ですね。
なぜか、昔から「イワナの骨酒」なのです。それに逆らって「アマゴの骨酒」をやってみたのですが、やはりいけませんね。焼いたアマゴからアブラが出て酒に浮いて見た目も悪いし、酒がべたべたしておいしくないのです。やはりイワナ・・・でした。
 ちなみに、アマゴも身を食べた後の骨だけをよく洗ってから軽く炙りなおして骨酒にするといけますが、小骨が焦げてお酒が濁るから、見た目が悪いのです。
 イワナは二度焼きして身を引き締め、こんがりと表面に焦げ目を付けました。
こんがり焼いたイワナブログ用

 これを骨酒専用容器に入れて、熱燗(約1.5合)を注ぎ、蓋をして5分ほど蒸らせました。時間とともにダシが出て、うす黄色に色づいたら飲み頃です。
お酒に浸してイワナのアマゴの天ぷらブログ用

二をして約5分蒸らす。ブログ用

 骨酒には、北陸の地酒・漫歳楽がピタリでしたが、昨日はマーケットで買った松竹梅・天でまにあわせました。
 蓋を取ると、プーンと焼きイワナの香ばしい香りが立ち上ります。小ぶりのぐい呑みに注いでぐびり・・・ダシが出てかなり甘くなったお酒は、下戸の私には飲み頃でした。スーッとのどを通って鼻孔に焼きイワナとお酒の芳香が残ります。
 アテはアマゴの天ぷら。以前に採ってきたコゴミやコシアブラも丁寧に保存して(もらって)ありましたから、それを取り合わせた天ぷらで豪華なアテになりましたが、やはり、イワナのダシが出たお酒はほどよく甘くなってスーッと喉を通りすぎてゆきました。
 1.5合を呑んだだけですが、ビールと違ってなかなか冷めてくれません。すぐ眠くなった困りましたが、おいしいお酒になっていました。
 ちなみに、このイワナは、以前に「もったいない」と、食べてみましたが、本当にカスカスでした。甘辛く煮付けてもうまみが全然無い・・・お酒にうまみが全部出てしまっているのですね。ダシガラとは、よく言ったものでした。
 ちなみに、今頃までのイワナは骨酒でおいしいのですが、7月頃からのイワナ(北陸の河川)は、脂がのってきてアマゴと同じようにベタベタとしていました。そして、塩焼きにしたらアマゴと同等においしくなっていました。骨酒には、脂がのっていない初期のイワナがむいている・・・皮肉な変化ですね。
 でも、少し飲み過ぎたぐらいにおいしい骨酒でした。

舟の川のアマゴ釣り

 そろそろアユ釣りの季節ですが、私の頭の中はまだまだパーマークばっかりです。5月12日に三重・大内山川へアユ釣りに行き、良型アユがたくさん釣れましたが、その後は群れアユ釣りになっているようだし、和歌山の河川もまもなく解禁ですが、「空前の大遡上」とか「曳き舟二連結」などと商売熱心なオトリ屋さんが煽り立てていましたが、どうも各川ともに冷水病の発生で「アユが見えない・・・」と言われ始めました。
 まだ5月です。慌てることはないのです。夏は長いのだから・・・。それより、ピッカピッカのアマゴを・・・。と5月24日に奈良・舟の川へアマゴ釣りに行きました。
 上流の篠原滝からカミへは、地元の強い要望で(と言われていますが、本当はそれを理由に放流資金を節約している?)稚魚放流をしていないのです。それでも、そこそこにはアマゴが釣れるから、この川の自然繁殖力は凄いですね。
 今回は、その凄さと釣り荒れとを実感することになりました。
 午前6時過ぎ、篠原滝からすぐカミで川におりました。ここらは、この区域では最下流部でザラ瀬が続くから釣る人も少ないかも・・・と思ったのですが、あにはからんや・・良さそうなポイントでもピリッともしませんでした。
舟の川 ブログ用

 砂地に足跡がないから、最近には釣り人が入っていない感じなのに釣れない・・・エサは必殺(?)のピンピンです。石が大きくて歩きにくい川ですが、約二時間もアタリなしで「これはアカンのか・・・」と思い始めた頃に、いかにも良さそうなポイントで型の良いアマゴがポチャッとライズしました。
新緑の舟の川2ブログ用)

 小雨模様で、孵化した川虫が水面近くを飛んでいるところでした。「アマゴはおるんや・・・」。近寄ってみると、水面近くに型の良いアマゴが3尾も見えているのです。背中の斑点が見えるほどの位置です。
ピンピンをハリに刺して振り込み、オモリを水面に出して流してみましたが、アマゴはスーッと逃げてしまいました。アマゴが狙っているエサと違う・・・そんな感じでしたが、ともかくアマゴがいたことに気を強くしましたね。
 そのカミの落ち込みに仕掛けを振り込み、少し流すと、目印がツーッと横に動きました。アタリ!。満を期して、少し遅合わせ気味に合わせると、川底でギラリと鈍い銀色に光りました。
 釣り始めて3時間余で出会えた、ようやくの感触でした。クリスタルな流れですから、走るアマゴと、それを追尾する3、4尾のアマゴがよく見えます。「あんなに居るのか・・・」。これまでのアタリのなさが不思議なくらいでした。
 ハリは、ピンピンに合わせて少し小型のナノアマゴ4号を使っていましたから、ハリハズレを気にしながら抜き上げました。目測18㌢。7列のパーマークがくっきりとしたピカピカの、野性的な顔つきのアマゴでしたが、まだぽってりとはしていません。やはり源流域のアマゴだから、ですか。でも、釣れてうれしい1尾でした。
良型アマゴブログ用1

 その場所では、その後に同型を2連発。まだ、ちらちらとアマゴの姿が見えていましたかが、もう、エサに反応しません。こうなったら、いくら頑張ってもムダ・・・次のポイントへ移ります。
 なぜか、突然のアタリ復活でしたが、これまでの不調がウソのように浅瀬でも深みでも、次々とアタリが出てアマゴが釣れました。波の合流する箇所ではポチャッと、全身が水面上に出る「ヘッド&テール」と呼ばれるライズもあったりして「アマゴかいっぱいおるやんか」と思える状況でした。
 それまで、アタリのない時間には「もう、舟の川なんか嫌いや」と思っていたのですが、これだけアタリが続いて、ふと視線を上げると大きな杉の木にはフジの花が下から上までずらりと並んで咲き誇り、シャンデリアのようになっていました。
藤の花2川原樋川23.6.1ブログ用

 アマゴが釣れないときには周囲を見る余裕もなく、見ても美しいと感じることもなかったのですが、ボツボツと釣れると薄紫の藤の花と新緑の舟の川の景観が「ええなぁ・・・」と思える・・・私の単純な感受性ですね。
新緑の舟の川12@h@94

 ところが、昼過ぎにピタリとアタリが止まりました。
 足跡もないのに、突然に釣れなくなったのです。ライズもないし、格好の深みでもアタリがない・・・最初は「ウソやろ。次にはアタリがあるはず・・・」と頑張りましたが、本当にピタリとアタリが止まったのでした。
 一度川から上がり、車でカミへ移動してポイントを変えてみましたが、アタリなし。どうにもなりませんでした。まさにギブアップですね。なんでやろ・・・。たまたま何日か、誰も竿出しをしていない場所に当たったのか・・・。
 意気消沈して車まで歩いていると、道ばたにワラビが出ているのが見えました。先日の釣行でもワラビを採って来たから、家内に「もう、ワラビはいらんよ。採ってこないで」と念を押されていたから、最初は無視していたのですが、つぎつぎと採り頃のワラビが並んでいるのです。「採って採って・・・」と言われているようで、「そんなに言われるのなら・・・」とついつい、手を出してしまいました。
ワラビ1ブログ用

 家に帰ってからは「もう、ワラビはこれで終わりの時期だから・・・」と苦しいいいわけをしましたが・・・。あとで、卵とじにしてもらいましたが、おいしかった・・・。
 ちなみに、この日の釣果はアマゴ36尾(15~21㌢)、なぜかイワナ2尾(18㌢級)でした。
 クリスタルな流れと新緑とのコントラストはすばらしかったし、アマゴが釣れたときのあの魚影の濃さは驚きでしたが、釣れなくなってからの無表情の流れを思うと、「また、釣りに行きたい」との気持ちと「もう、ええわ」との気持ちが半々でした。
 アユ釣りが始まることだし・・・と、残ったピンピンは帰りに橋の上から流れに捨てて帰りました。アタリ連続の時の高揚感とアタリがない時間が続いた意気消沈と、落差の大きい釣りでしたから、少し複雑な思いが心をよぎりましたが・・・。
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